東日本大震災。

あれから6年がたちます。

 

昨年の5月から

夫が「復興の橋」を

作りに単身で福島に赴きました。

 

子供はいないけれど

仲の良い夫婦。

 

寂しいと漏らす私に

夫は録画したある番組を

見るように言いました。

 

それはNHKで特集された

「風の電話」という番組でした。

 

 

私はその番組を見て

どんなに離れて暮らしていても

 

「生きて会えること」

どんなに幸せな事かを

痛感せずにはいられませんでした。

 

 

声が聞けることの幸せ

再び会えることの幸せ

 

それがひたひたと

心の奥までしみて来たのです。

 

 

風の電話~

 

 

 

 

 

津波により多くの町を失った

三陸海岸の

被災地の海を見下ろす丘の上に

不思議な「電話ボックス」があります。

 

 

 

 

 

 

 

中にはダイヤル式の黒電話。

 

線はつながっていません。

けれど・・・・

 

「あの日いなくなった人と

もう一度話がしたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

訪れる人があとを絶ちません。

 

今も大切な人を思いながら

暮らす人々。

 

亡くなった人を思わない日は

1日もない日々。

 

 

「もしもしもしもし」

「会いたいよ 会いたいよ」

「またあとで話ししようね。また来るからね」

 

 

電話ボックスに入り

受話器を握りしめて話す人達は

 

自分からの一方的な話しで

声は聞こえないけれど

 

それでも、伝わって

それで生きてられると言います。

 

 

『自分の思いを・・

電話の線ではつながらないから

風に乗せて伝えたい。』

 

気丈にしてても心の中で

泣いてるいる人が多いと言います。

 

心の中を吐露することで

少しでも苦しみから

楽になってもらえたら・・と

そんな思いで

この電話ボックスを設置したそうです。

 

番組を見て

本当に胸がつぶされそうでした。

 

時の経過とともに

日常を取り戻している人も多い反面、

まだまだ心の整理がつかないまま

それでも日々を

必死にがんばっている人達が

沢山います。

 

 

そして、この風の電話が

そんな人々を

静かに支え続けてるんだろうな…。

 

私にとっても

昨年の3・11と

違う3・11

 

大切な人と普通に声がつながる幸せを

ありがたいと感じながら

 

そして3・11を忘れず

ささやかなことでも

東北の方達を応援してゆきたいなと

思っています。