札幌のある猫カフェのかたすみの

夫婦ふたりで経営している

小さな弁護士事務所。

 

事務所の名は

「ヤギーレ法律事務所」

 

経営してるのは 

旦那のヤギーレと

美人妻のギン。

 

 

 

 

さてさて、今日は

どんな迷える

相談者がやってくるのやら‥。

 

 

 

 

 

ある日の夜

事務所のドアを

叩く音がした。

 

 

 

 

言い回しが古い

美人妻。

 

 

 

 

目の錯覚なのか

むしろ下から見たほうがキレイな

美人妻だった。

 

 

ドアをあけると

なんとそこには

ニャイダーハウスの

「ゆりちゃん」が立っていた。

 

 

 

 

久しぶりの相談者に

内心ウハウハだが

 

所長らしく冷静を装う

弁護士ヤギーレ。

 

 

 

しかし残念なことに

ヤギーレのイスから

ワタが出ていたのだ。

 

 

 

 

ワタが出てる

ボロい椅子が気になって

 

いまいちヤギーレの言葉が

頭に入ってこない

ゆりちゃんだったが

 

この事務所に決めたの自分だと

腹をくくり

ヤギーレに

ぽつりぽつりと

自分の心のうちを話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆりちゃんの相談内容は

ざっくり言うと

こうでした。

 

ゆりちゃんは2年前に

飲食店に勤めている

中国人の女の人によって

『すすきの』で保護されました。

 

その時、ゆりちゃんは

子供を2匹生んでおり

子猫と一緒に

ツキネコにやって来たのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆりちゃんそっくりの子供

「ぶうちゃん」と「くうちゃん」は

まだ離乳したばかりでしたが

 

野良だったゆりちゃんが

しっかりと

お乳をあげてたおかげで

健康に育ち

優しい里親さんの元に

もらわれて行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆりちゃんがどの様な

事情で外で暮らす様になったかは

わかりませんが

 

カラスも多い、車も多い

「すすきの」で子育てをするのは

容易ではありません。

 

ギンの言う通り

ゆりちゃんは立派な

母親だったんですね。

 

 

 

 

アカギレの様な細い目を

めいっぱいひろげて

 

一言一言 かみしめる様な

ギンの言葉が

ゆりちゃんに

しっかり伝わりました。

 

 

 

 

照れたように

ボソリと言うヤギーレ。

 

 

 

 

 

ゆりちゃんは

ヤギーレ夫婦によって

前向きな気持ちになり

 

30日の「ニャイダー譲渡会」に

出る決心をしました。

 

 

 

 

 

「ヤギーレ法律相談所」に

新しいソファーがくるのは

いったいいつになるやら‥

 

 

続く。

 

 

 

 

ゆりちゃんも参加する

「ニャイダーハウス」の譲渡会が

4月30日に開催されます。

 

 

 

 

本当のゆりちゃんは

もうニャイダーの

人気者ではありますが

 

良い縁があり

終の棲家が決まることを願ってます。

 

子猫はすぐにもらわれますが

大人猫はなかなか

決まらないのも現実です。

 

それでも多くの人の想いが

力になって

他の子たちにも

赤い糸がみつかりますように!